



大会について
世界パラ陸上競技選手権大会は、国際パラリンピック委員会により創設された世界最高峰のパラ陸上競技大会です。1994年ドイツ・ベルリンで第1回大会が開催され、2011年ニュージーランド・クライストチャーチでの第5回大会から、2年ごとに開催されてきました。
神戸大会は2021年に開かれる予定でしたが、新型コロナウイルスの世界的な流行で2度の延期を余儀なくされました。そしてついに2024年5月に、東アジアで初めて神戸で開催されます。障がい者と健常者が一緒になって、『東京2020パラリンピック』における感動やパラスポーツへの関心の高まりを次代に“つなげ”、スポーツを通した交流の輪を“ひろげ”、障がい者をはじめ誰もが暮らしやすいまちづくりを“すすめる“、大会を目指しています。
KOBE
神戸は、日本を代表する国際貿易港として栄えてきた港町です。1868年の“神戸港”開港以来、国内各地と諸外国を結ぶ玄関口として発展し、その積み重ねから独自の開放的で明るい、進取の気風が脈々と息づいてきました。1995年の阪神・淡路大震災でまちは甚大な被害を受けましたが、国内外からの支援を受けて復興を果たしました。近年ではiPS細胞を用いた世界初の網膜シート移植手術の実施、メディカルクラスター(高度専門病院群等)の形成、スパコン「富岳」の稼働など様々なプロジェクトが進み、新たな成長を続けています。
VENUE(会場)
会場となる「神戸総合運動公園ユニバー記念競技場」は、1985年のユニバーシアード神戸大会にあわせて建設された日本有数の総合競技場です。1989年のフェスピック神戸大会においても会場として使用されました。
神戸と障がい者
スポーツの関わり
日本が参加してきたパラリンピック以外の国際的総合大会にフェスピック大会(旧極東・南太平洋身体障がい者スポーツ大会︓Far East and South Pacific Games Federation for the Disabled)があります。この大会は、“日本パラリンピックの父“と呼ばれる中村裕博士が、アジアや南太平洋の障がいのある人の福祉をスポーツを通じて向上させようと提案、実現したもので、1975年の第1回大会(大分・別府)を皮切りに、2006年の第9回大会(マレーシア・クアラルンプール)まで、アジア南太平洋のパラスポーツ振興を目指して開催されました。その理念と実績は現在、アジアパラ競技大会として引き継がれています。なお1989年には第5回大会が神戸で開かれ、これをきっかけに神戸には、水泳や車いすテニス、パラ卓球といったパラスポーツのクラブが創設され、女子車いすバスケットボールの日本選手権大会が継続して行われるなど、そのレガシーは現在につながっています。
開催概要
世界パラ陸上競技選手権大会の第11回大会で、東アジア(国内)初開催です。
大会名称
日本語名称:神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会
英語名称:Kobe 2024 Para Athletics World Championships
開催時期
2024年5月17日(金)~25日(土)
競技会場
神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
参加選手数(見込み)
約100か国・地域、約1,300人
大会基本理念
- パラリンピックムーブメントの継承とパラスポーツの振興 ― TSUNAGERU つなげる ―
『東京2020パラリンピック』における感動や興奮を継承し、パラスポーツへの関心を高める。 - 国際親善の促進 ― HIROGERU ひろげる ―
「国際スポーツ都市神戸」を世界に発信し、スポーツを通した交流の輪を広げる。 - インクルーシブな社会の実現 ― SUSUMERU すすめる ―
本大会をきっかけに、障がい者をはじめ誰もが暮らしやすいまちづくりを進める。
世界パラ陸上競技選手権大会とは
世界パラ陸上競技選手権大会は、国際パラリンピック委員会により創設された世界最高峰のパラ陸上競技大会です。1994年ドイツ・ベルリンで第1回大会が開催され、2011年ニュージーランド・クライストチャーチでの第5回大会から、2年ごとに開催されています。
開催年 | 開催国・都市 | |
---|---|---|
第1回 | 1994年 | ドイツ・ベルリン |
第2回 | 1998年 | イギリス・バーミンガム |
第3回 | 2002年 | フランス・リール |
第4回 | 2006年 | オランダ・アッセン |
第5回 | 2011年 | ニュージーランド・クライストチャーチ |
第6回 | 2013年 | フランス・リヨン |
第7回 | 2015年 | カタール・ドーハ |
第8回 | 2017年 | イギリス・ロンドン |
第9回 | 2019年 | アラブ首長国連邦・ドバイ |