陸上男子100m世界記録は9秒58。では、パラ陸上の世界記録は？

パラ陸上の世界記録はクラス別にさまざま。最速は10秒29。

パラ陸上は障害の内容に応じて「クラス」に分かれて競い、世界記録もクラス別に認定されています。その中で現在、100mの最速タイムは、上肢障害（T46/47クラス）のペトルチオ・サントス・ドス・フェレイラ選手がもつ10秒29です。あのウサイン・ボルト選手（ジャマイカ）の男子陸上100mの世界記録、9秒58とはわずかの差です。他のクラスも含め、パラアスリートの努力や義足のテクノロジーの進化によって、その差は今後、どんどん縮まっていくかも知れません。ちなみに、パラ陸上男子走り幅跳び（T64クラス）の世界記録は、マルクス・レーム選手（ドイツ）の8m72。こちらは、マイク・パウエル選手の世界記録8m95とは23cmの差しかありません。今回の神戸大会、記録にも注目してみてください。